株式会社ヤナカ
<生産管理業務のさらなる効率化に挑戦>
<顧客が求める高い品質を実現するための環境づくり>
高い技術力で超精密な金属加工
Q:御社の事業内容を教えてください
精密な金属加工を得意とするものづくり企業として、1959年の創業以来、高い技術力をご評価いただき大手メーカーなどへ高精度な各種部品や各種マスターゲージなどの製品を提供しています。
1万分の数ミリ単位(サブミクロン)の超精密加工の分野では熟練技能者のラップ手仕上げにより他社が真似できない製品づくりを可能とするなど超精密加工が当社の強みです。
また、金属加工に必要なほとんどの機械を所有しており、設計~加工~ラップ手仕上加工と完璧な品質を保証する3次元測定機による検査工程が揃っており、お客様の製品を高品質・短納期・ワンストップで納品することが可能です。
一点物の高付加価値製品を受注
Q:ミラロボを導入した決め手を教えてください
お客様の細かなオーダーに応えるため、かつては人手と人の判断に比重が置かれた形で生産管理を行ってきました。
お取引先から送られてくる発注形式も様々なので、柔軟に対応していくにはやはり人的処理が欠かせません。
また、当社は自社で完結できる一貫生産体制をとっていて、その生産工程では様々な担当が関わるため、受注や生産管理においてはどうしても煩雑になってしまいます。
そうした状況を改善するため、生産管理システムを刷新したりして効率化を進めてきましたが、データ整理や集計などの付帯業務は人手でカバーする場面が残っていました。
もっと効率的で、技術者が本来の職務に集中できる環境をつくっていけないかと考えている中、訪れた展示会でミラロボに出会いました。
ミラロボが生産活動を間接的に支援
Q:ミラロボを利用してどんな効果を実感していますか
ミラロボを導入して最初に取り掛かったのは売上集計作業でした。
いきなり本丸である受注や生産管理のメイン業務に取り掛かるのではなく、まずはもう少しライトな自動化から徐々に慣れていくことを目指しました。
日次・週次・月次で集計している売上報告書の作成は、目視して転記し集計表を作成する単純な作業ではあるのですが、
それまで生産管理課長が手作業で行っていて、遅いときは終業時間以降の作業になることもありました。
さらに生産計画にも影響するためミスが許されず、かなり神経を使う作業です。これが自動化されたことで、管理職が本来おこなうべき管理業務に集中することができます。時間にすると30時間程度ではありますが、検討していた管理システムの加改修も不要になり、システム改修費や保守費を大幅に抑えるという効果も得られました。
管理している数字の種類も増えていくので、社内で柔軟にシナリオ変更していけるRPAに向いている業務だと言えますね。
業務自動化で改善の目線が養われる
日々の生産に関するタスクを情報共有するため、一目でわかりやすい資料にして朝礼で配布しています。
こうした資料も朝出勤したらミラロボが自動的に作ってくれていたら助かるので、そのシナリオに取り掛かろうと思っています。これまではパワーポイントを使っていたのですが、サポートでシナリオ作成のアドバイスをもらった際に、むしろエクセルで作ったほうが平準化しやすく、シナリオ化しやすいことがわかりました。
RPAを使った自動化に取り組むことで、これまで何気なく行っていた業務の改善ポイントにも気づくことができるのは、RPAの新たなメリットだと感じています。
自動化の幅を広げる体制づくり
Q:御社の今後の取り組みを教えてください
今後は、生産管理業務をさらに改善し、少しずつ自動化していく予定です。電子帳簿保存法の対応や、労務管理にも活用したいと考えていますので、ミラロボのシナリオ作りができる人を増やしていきます。
ミラロボはどうすればいいかわからないときも、チャットでシナリオ作りのコツを教えてもらえるので、便利さを日々実感しています。これからも先進的な方法をどんどん取り入れながら効率化に取り組み、良い製品づくりに注力していきたいと考えています。
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