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別シナリオ実行

「別シナリオ実行」コマンドは、別のシナリオを呼び出し実行するコマンドです。以下のような場合に便利です。

①続けて複数のシナリオを実行したい場合

例えば、シナリオAが正常に終了した後に、続けて、シナリオBを実行したい時には、「別シナリオ実行」コマンドで、シナリオA、およびシナリオBを呼び出し実行するシナリオを作成することで実現できます。

②シナリオの実行が途中でエラー終了した時に後処理を行いたい場合

例えば、別シナリオAの実行の結果で、正常終了した場合、エラー終了した場合、それぞれで後処理を分けたシナリオを作成できます。

複数シナリオの連続実行

 
■ 使用するコマンド①:別シナリオ実行
指定した別のシナリオを呼び出し実行します。

■ 使用するコマンド②:親シナリオからデータを継承
親シナリオのデータを継承し、子シナリオの中で使用します。
 

■ 親シナリオ

デスクトップの環境情報を記憶します。
子シナリオ1を呼び出し実行します。子シナリオ1の中で、デスクトップに、TEST.xlsx ブックを新規に作
成します。
子シナリオ2を呼び出し実行します。子シナリオ2の中で、デスクトップの TEST.xlsx ブックを開き、A1 セルに、「別シナリオ実行確認」と記入し、記入した後、10 秒経過後に、ブックを保存します。
 
シナリオ名:「10複数シナリオ実行(複数シナリオの連続実行)」

 

■ 子シナリオ1

親シナリオからデータを継承します。
エクセルブックを新規に開きます。
デスクトップに、TEST.xlsx ブックとして保存します。
エクセルブックを閉じます。
親シナリオに戻ります。
 
シナリオ名:「TEST.xlsx ブックをデスクトップに新規作成する」

 

■ 子シナリオ2

親シナリオからデータを継承します。
デスクトップの下にある TEST.xlsx ブックを開きます。
シナリオ実行時の日付・時刻を記憶し、TEST.xlsx の A1 セルに、「別シナリオ実行確認」の文字と、日付・時刻を入力します。
TEST.xlsx ブックを保存します。
10 秒待機します。
エクセルブックを閉じます。
親シナリオに戻ります。
 
シナリオ名:「TEST.xlsx ブックに書き込む」

 

■ 実行結果

・TEST.xlsx の内容
 

 別シナリオ実行エラー後の処理

 
■ 使用するコマンド①:別シナリオ実行
指定した別のシナリオを呼び出し実行します。
使用するコマンド②:親シナリオからデータを継承
親シナリオのデータを継承し、子シナリオの中で使用します。
 

■親シナリオ

デスクトップの環境情報を記憶します。
子シナリオ1を呼び出し実行します。子シナリオ1の中でデスクトップの TEST.xlsx ブックを開きます。
子シナリオ1が正常終了した時は、タイマー付き続行確認コマンドで「TEST.xlsx ブックが存在します。既存の TEST.xlsx ブックを削除し、新たに作成します。」のメッセージを表示し、10 秒間待機します。
続けて、子シナリオ2を呼び出し実行します。子シナリオ2の中で、デスクトップに存在する TEST.xlsxブックを削除します。
子シナリオ1がエラーで終了した時は、タイマー付き続行確認コマンドで「TEST.xlsx がありません。TEST.xlsx を作成します。」のメッセージを表示し、10 秒間待機します。
子シナリオ3を呼び出し実行します。子シナリオ3の中で、新たに、デスクトップに TEST.xlsx ブックを作成します。
子シナリオ4を呼び出し実行します。子シナリオ4の中で、デスクトップの TEST.xlsx ブックを開き、A1 セルに、「別シナリオ実行確認」と記入し、記入した後、10 秒経過後に、ブックを保存します。


シナリオ名:「10別シナリオ実行(別シナリオ実行エラー後の処理)」
 

■ 子シナリオ1

親シナリオからデータを継承します。
デスクトップの下にある TEST.xlsx ブックを開きます。
親シナリオに戻ります。
 

シナリオ名:「TEST.xlsx ブックを開く」
 

■ 子シナリオ2

親シナリオからデータを継承します。
デスクトップの下にある TEST.xlsx ブックを削除します。
親シナリオに戻ります。


シナリオ名:「TEST.xlsx ブックを削除する」

 

■ 子シナリオ3

親シナリオからデータを継承します。
エクセルブックを新規に開きます。
デスクトップに、TEST.xlsx ブックとして保存します。
エクセルブックを閉じます。
親シナリオに戻ります。
 

シナリオ名:「TEST.xlsx ブックをデスクトップに新規作成する」

 

■ 子シナリオ4

親シナリオからデータを継承します。
デスクトップの下にある TEST.xlsx ブックを開きます。
シナリオ実行時の日付・時刻を記憶し、TEST.xlsx の A1 セルに、「別シナリオ実行確認」の文字と、日付・時刻を入力します。
TEST.xlsx ブックを保存します。
10 秒待機します。
エクセルブックを閉じます。
親シナリオに戻ります。
 

シナリオ名:「TEST.xlsx ブックに書き込む」
 
 

■ 実行結果

・TEST.xlsx の内容